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・倍音と倍音唱法(ホーメイ)について








「倍音」とは、自然に存在する音には必ずといっていい程含まれている要素の事。この倍音成分の違いが「音色」の違いを生む。
倍音唱法とは、人間の声に含まれている倍音を強調したり、共鳴させたりする唱法の事である。

アルタイ山脈周辺の民族では、喉唄と呼ばれる倍音唱法が盛んであるが、中でも、ロシア連邦内 トゥバ共和国ではホーメイとして現在でも多くの人々に親しまれている。
ホーメイはその発声法においていくつかの種類に分類される。

※テクニック名をクリックすると、倍音Sメンバーのソロによる演奏が聞けます。
ホーメイ
performed by Aoyama
ホーメイの総称であるとともに、基本のスタイルの名称でもある。だみ声とともに柔らかい高い音がする。
スグット
performed by Obiki
「スグット」はトゥバ語で「笛」と言う意味。その名のとおり、高音の「ピー」という音がする。
カルグラ
performed by William
特に低音を強調した、ガラガラ声のようなもの。基音の1オクターブ下の倍音を強調する。
ボルバンナディル
performed by Okayama
転がる音と言う意味で、水が流れるようなホロホロと心地よい音がする。
エゼンギレール
performed by Okayama
馬の足音のリズムをあらわしたもの。

トゥバのホーメイ歌手は、これらのテクニックをおりまぜ、時には組み合わせたりして 独自のスタイルを作り出している。しかし、忘れてはならないのはホーメイでは、これらのテクニック ばかりではなく、歌われている歌詞の内容も同じように重要であることである。

HUUN HUUR TU /60 HORSES IN MY HERD /
VOICE(3)/ JARO 4196-2
やっぱり、HUUN HUUR TUは、はずせません。なかでも1stのこのアルバムは、本当に、数えきれない位聴きました。トゥバの音楽と言う範疇を超えた、サイケデリックなロックっぽさは、どこまでも連れてってくれます。現在ヤトゥハのヴォーカルのアルベルト・クベジンの、超低音カルグラも聴くことができます。 音もいいし、もう最高!(尾引)

CHIRGILCHIN /The Wolf & The Kid /
Shanachie 64070
私が初めて参加したホーメイ・ワークショップの講師だった、トゥバのホーメイ歌手モングンオール・オンダール在籍のバンド。超高速ボルバンナディル、力強いスグット、センスの良さを感じる渋めの選曲が、僕好みです。(尾引)


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